終了間近になり、急いで友達を誘い、高志の国文学館へ。

解説によると、点描画はテレビの液晶画面の画素をイメージしたもの。また、「木を描くということは、木に責任をもつということ」であり、「木の生い立ちや心情を絵に添えることにした」そう。木に対する倉本さんの敬意が感じられます。

北海道では、水が氷になるのではなく、氷が融けて水になるという考えから、『凍結』が始まり。そのため、冬・春・夏・秋・再び冬の順で展示。
冬の画はモノトーンが基調で、寒々とした空気が伝わってきました。続く春には、木の周りだけ雪が融けている『根開き』という画が。小さい春の訪れを感じる作品でした。他に、『上の世界・下の世界』という普段は見えない根っこにも焦点を当てた画も印象的でした。

企画展の鑑賞後、館内レストランでランチ。点描画や子供の話をしつつ、フレンチを美味しくいただきました。

レストンランとライブラリーコーナー(無料で本が読めます)では、庭園を眺めることができます。私が訪れた時はまだ枯れ木ばかりでしたが、よく見ると椿の蕾や梅の花が。確実に春が近づいています。

常設展では、富山ゆかりの作家の本が壁一面にズラリと並び、圧巻!万葉集についても楽しく学べる仕掛けが。また、高峰譲吉らふるさとの偉人の紹介コーナーもあり、小中学生にピッタリ。
なんだか富山ゆかりの作家の本を読みたくなり、図書館で借りてきました。
久しぶりに文学館を訪れ、新たな魅力を感じました。子供向けのワークショップや人形劇などのイベントもあるので、今度は子供と一緒に行きたいと思います。