もうすぐ、じいちゃんの誕生日。お祝いをしようと、子供たちは考えました。

プレゼント、どうする?

相談して、手作りクッキーに決まりました。

3人で順番に材料を混ぜていき、ポトンポトンとスプーンでオーブンシートの上におとして、ロッククッキーをつくりました。

できたクッキーは母親がかわいい袋にいれて、それを長男がなぜか段ボールにいれて準備完了。

「じいちゃん、喜んでくれるかな?」

ドキドキしながら、じいちゃんの家へ。

そおっーと見つからないように、じいちゃんをびっくりさせようと、プレゼントを家の中に運び込む長男。

家についたとたん「じいちゃん、誕生日おめでとう!  プレゼントのクッキーもってきたよ!」とじいちゃんを喜ばせたくて報告する次男。

お互いに、大好きなじいちゃんの為の行動が正反対で大喧嘩してました。

三男は「じいちゃんにハッピーバースディする!」とオモチャのギターを片手に持ちながらも、じいちゃんがいなくなってから歌をうたってました。

孫たちからのにぎやかな誕生日のお祝い。

苦笑いをしていた、じいちゃんでした。