北日本新聞社の本

元北日本新聞の記者がふるさと高岡の歴史を訪ねる。
2万年前の高岡台地に暮らした古代の人びとに始まり、大伴家持、源義経、前田利長、高岡大仏、銭屋五兵衛などのゆかりの地を歩き、加賀藩の繁栄とともに栄えた高岡の歴史の事実に光をあてる。
明治以降は、新しい国づくり、街づくりに伴って、何があったかにも注目する。分県で活躍した藤井能三、小説家泉鏡花、バイオの父高峰譲吉、セメダインを商品化した今村善次郎や、藤子・F・不二雄ら著名人ばかりではなく、歴史の表舞台に立たなかった人びとの姿も通じて、わが街・高岡の素顔にせまる。
かがやきだけではない歴史の負の遺産にも触れる。