「おりんの音を聞くと肩の力が抜けて、自然と気持ちが落ち着く。唯一無二の魅力があります」と話すのは、高岡市の仏具メーカー「山口久乗(きゅうじょう)」会長の山口敏雄さん。鋳物や銅器といった高岡の金属工芸に携わる職人とともに、数々のおりんを生み出してきた。仏事に限らず、日常のさまざまな場面でおりんの音が楽しめるインテリア商品も人気を集めている。