桃の節句を前に、恒例の「お雛様(ひなさま)ギャラリー」が、富山市上千俵町の富山老人保健施設で開かれている。利用者や地域住民らから寄せられた56のひな飾りが空間を華やかに彩り、表情や衣装の違いが楽しめる。利用者は「きれいやね」と笑顔を見せている。
お雛様ギャラリーは2005年に1組のひな飾りを飾ったことが始まりで、利用者や地域住民ら県内の各家庭から自宅で眠っているひな飾りが提供されるようになり、バージョンアップを重ねて毎年の恒例企画となった。一般の人も見学可能で、多い年は約400人が見に訪れたという。
今年は地域住民や利用者の家族らボランティア25人の力を借り、10日間ほどかけて飾った。豪華なお社付きのひな飾りや手作りの木目込みのひな人形などが並び、最も古いものは100年前のものという。
通所している富山市の武田タエさん(88)は「家族で飾ったことを思い出して、ほっとする」と話した。
期間は3月3日までで、月~土曜の午前10時から午後4時に見学を受け付けている。笹井千鶴子事務総長は「それぞれの家族の思いが込められたひな飾りを大切にしていきたい。ぜひ見に訪れてほしい」と呼びかける。