富山地方気象台は29日、立山の初冠雪を観測したと発表した。平年より17日遅く、昨年より10日早い。1939年の統計開始以来、4番目の遅さだった。

 最低気温は上市4・1度、南砺高宮6・1度、富山7度、高岡(伏木)7・7度など10観測地点中7地点で今季最低となった。

 富山市の呉羽山展望台からは午前、うっすらと白く染まった稜線(りょうせん)が見えたが、昼前には雲に覆われた。訪れた人たちは記念撮影して景色を楽しんでいた。