富山県警は11月からの冬服の着用期間中、街頭などで業務に当たる一部警察官を対象に、ネクタイ着用を省略する取り組みを始める。近年の季節外れの暑さに対応するほか、警察官の身を守るための対策として導入する。
期間は11月1日から4月30日まで。「活動服」や「交通乗車服」を着て、現場に駆け付ける地域警察官や交通機動隊員、高速隊員らが対象。それぞれの所属長が着用か省略かを決める。
気候の変化への対応に加え、過去には警察官が事件現場でネクタイをつかまれるケースがあり、警務課は「事故防止につなげ、働きやすい環境を実現していきたい」とした。
県警は暑さ対策として、7月から一部の警察官や職員にラフな服装での勤務を認める「オフィスカジュアル」の制度も始めている。