東京都が10月から、無痛分娩の費用を最大10万円助成する事業を始めた。無痛分娩を希望する女性が安心して選択できるようにするためという。全国で広がりつつある無痛分娩だが、大都市と地方の受け皿の格差も指摘されている。2009年から無痛分娩に取り組む富山市民病院産婦人科では、時期によっては予約が取れないケースも出始めている。

東京都が無痛分娩の費用に対する助成を始めた(画像提供:PIXTA)
総分娩数に占める割合は
日本産婦人科医会医療安全部会の報告によると、全国の総分娩数に占める無痛分娩数の割合は2023年で
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