カシオ計算機の新たなトップ、高野晋(しん)社長(64)は富山市出身だ。少年時代は考古学者や物理学者を夢見ていたといい、同級生には意外な人物も。北日本新聞が都内の本社で行ったインタビューから、趣味や古里の思い出など新社長の横顔を紹介する。

 -カシオ計算機はインターネット投稿サイト「note」で、新社長のプロフィルを紹介しています。考古学や物理、宇宙などが大好きで、趣味は博物館巡りだそうですね。

 「『科博』(国立科学博物館)と『東博』(東京国立博物館)の年間パスを毎年購入し、休日に足を運んでいます。他にもいろんな催しを見ていますよ。最近で言えば日本科学未来館の『深宇宙展』とか、東京・豊洲の『ラムセス大王展』とか、横浜市でのツタンカーメンの企画展。そういう所に行くのが趣味です。ゴルフもしませんから。あとは土日によく歩くようにしています」

インタビューで古里の思い出などをざっくばらんに語る高野社長。手にしているのは自社のAIペットロボット「モフリン」と、指輪サイズのリングウオッチ=東京都渋谷区のカシオ計算機本社

 -高校卒業まで富山で過ごしました。小学生の時の夢は考古学者で、中学生では物理学者だったとか。

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