23日に富山市婦中町安田の国指定史跡・安田城跡で開かれる「安田城月見の宴」を前に、同市朝日小学校の6年生13人が7日、朝日公民館で名物の武者行列と剣詩舞の稽古を行い、演舞の振り付けを確認した。

 剣詩舞愛好会の沼真榮さんが、手足の動きや姿勢を指導。児童は、戦国時代の武田信玄と上杉謙信による「川中島の戦い」を題材にした演目「あゝ川中島」を真剣な表情で繰り返し練習した。水馬慶惺さんは「本番はもっとキレのある動きを披露したい」と意気込んだ。

 イベントは地域活性化や交流を目指し、地元住民でつくる実行委員会が毎年開いている。当日は、剣詩舞やよさこいのほか、子どもたちが馬に先導されて武者姿で入場し、二の丸と本丸で舞を披露する。北日本新聞社共催。