富山県内で働き地域の人と交流しながら移住生活を体験できる県のプログラム「とやまマッチングツアー」に参加した埼玉県の20代女性が、射水市でスプラウト(発芽野菜)農場の農作業や移住相談業務を体験している。
2025年度のとやまマッチングツアーは8月と10月、12月に行う。8月は南砺、射水、魚津の3市で実施し、計5人が参加した。
射水市では栗原香菜子さん(27)=埼玉県小川町=が2日から8日まで滞在。4日はスプラウト栽培を手がける庄東ノーサン(同市寺塚原)の農場で、カイワレ大根や豆苗(とうみょう)の種まき、商品の梱包(こんぽう)作業に取り組んだ。市の移住定住相談窓口「#みらいシテン射水」(同市放生津町)の業務も手伝っている。
午前7時から勤務する栗原さんは「仕事はきついが、地域を巻き込んだ取り組みをする魅力的な人が多い。移住や2拠点生活も検討したい」と話した。