障害のある人やその家族らが海水浴を楽しむイベント「ユニバーサルビーチプロジェクト」が2日、富山県射水市の海老江海浜公園海水浴場であり、参加者10組が夏の海を満喫した。

 県内有志でつくる団体「いみずユニバーサルビーチプロジェクト」(西元勇司会長)が開き3回目。3歳から60代までの身体・知的障害者らが浮き輪や水陸両用の車いすを使って海に入り、浮いたり水しぶきを上げたりして遊んだ。団体メンバーのほか、富山福祉短大の学生や医療関係者もサポートした。

 3年連続で参加した全盲の竹山翔さん(23)=黒部市=は「波を感じられて楽しかった」と笑顔を見せ、母の由貴美さん(60)は「家族の補助だけで海に入れるのは難しくなってきた。サポートはありがたい」と感謝した。