【ドイツ・リンゲンで生活文化部・飯野真衣香】世界こども演劇祭に参加している可西舞踊研究所(高岡市)は29日夜(日本時間30日未明)、ドイツ・リンゲンのウィルヘルム・ホーエ劇場で公演を行い、観客の喝采を浴びた。公演に向けてモチベーションを高めていった子どもたちの様子を、間近で見た記者が振り返る。
公演当日は日曜日のためスーパーマーケットなどは休みで、午前中は日曜礼拝に行ったり家で家族とゆっくり過ごしたりする市民が多いという。だが、そんな街の雰囲気とは異なり、朝から強い日差しが照りつけたリンゲン市内の宿舎では、可西舞踊研の子どもたちが夜に控える本番に向けて緊張感を高めていた。

新緑の木々にかこまれた宿泊先のユースハウス・ゲーステ=ドイツ・リンゲン
指導者らが油性の練り粉・ドーランを筆に取り、子どもたちの顔に骨格や目鼻立ちに合わせて舞台用メークを施していく。
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