射水市は、市内の小学校の給食で、市がブランド化を進める特産品「いみずサクラマス」を使った「ます寿司(ずし)給食」を提供する。小学6年生に新湊漁港で水揚げされたベニズワイガニを丸ごと1匹味わってもらう「カニ学校給食」に続き、射水の海の幸と市独自の取り組みを県内外に広く発信する機会とする。
いみずサクラマスは堀岡養殖漁協が海上いけすで養殖しており、市は2025年度中の提供を目指す。12日の市議会本会議の代表質問で大垣友和氏(自民射水の会)が提案し、塩谷明永産業経済部長が答えた。
塩谷部長は「いみずサクラマスの魅力を次世代に伝えるとともに、子どもたちが地元の食材や食文化に親しむ貴重な機会となり、大変有意義な取り組みだ」と述べた。
さらに「寿司との相性も良く、まさに『寿司といえば、射水』と言える存在だ」とし、漁業関係者や加工業者らの協力を得て前向きに検討を進める方針を示した。