富山県砺波市庄川町示野の道の駅庄川(東亮輔駅長)は日本酒売り場に、好みやその日の気分から最適な日本酒を選んでくれるソムリエAI(人工知能)「KAORIUM(カオリウム)」を導入している。4月末の設置以降、約400人が利用し、買い物客の好みに寄り添った提案に一役買っている。
同駅には砺波、南砺の酒蔵を中心に29の日本酒が並ぶ。買い物客のニーズに応えた商品を提案しようと、東京の企業が開発したAIを活用することにした。同駅によると、カオリウムの導入は県内初。
「個性的」など贈り相手のイメージや好みの味わい、「リラックスしたい」といった気分などに関連したキーワードを選択すると、おすすめの日本酒を紹介してくれる。
東駅長は「お酒の特徴の比較や新たな発見につながればいい。品ぞろえの参考にもしていきたい」と話した。