富山市八尾町中心部の伝統行事「おわら風の盆」の行事運営委員会は30日、同市八尾町上新町の越中八尾観光会館で総会を開き、例年通り9月1~3日に開催することを決めた。期間中に同館で開く競演会ステージの最終日には、来場者が踊りを体験できる時間を設ける。
町流しは1、2日は午後5~11時、3日は同7~11時とする。競演会ステージは、おわらを受け継ぐ11町と八尾高校郷土芸能部が同館で演技を披露。より関心を持ってもらおうと、3日の2部終了後は来場者も踊りを体験できる。総会では同運営委事務局が、昨年は3日間で約13万人が訪れたことを報告した。
この日は、県民謡越中八尾おわら保存会の総会もあり、役員改選で金厚有豊会長を再任した。任期は2年。
各町の地方衆や踊り手が合同で練習する「定例温習会」を6月9~14日まで行い、若手を中心に稽古の成果を披露する「おわら演技発表大会」は7月13日に開催する。金厚会長は「持続可能なおわらの在り方を模索しつつ、今年も本番に向け、準備を進めたい」と話した。