全日本チンドンコンクールは4日、富山市中心部で開幕した。能登半島地震により前回は会場の一部変更を余儀なくされ、今年は2年ぶりの通常開催となった。初日は前夜祭として「幽玄チンドン夜桜流し」が3カ所で行われ、チンドンマンがにぎやかな音色を響かせた。

 地震による道路損壊の影響で2年ぶりの練り歩きとなる松川沿いでは、桜が見頃を迎えつつある中、大阪府の3チームが出演し、太鼓やクラリネットなどを演奏した。見物客は手を振ったり、手拍子をしたりして応えた。昨年に代替会場となった富山駅周辺でも、好評だったことから実施した。

 5日はグランドプラザと県民会館でオープニングセレモニーとコンクール予選などがある。最終日の6日は本戦とパレードを行う。富山商工会議所と富山市などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社など後援。