クリスマスや贈答用にイチゴの需要が高まる時期を迎え、富山県射水市のアグリッチ農園のハウスで収穫作業が進んでいる。15日も従業員が完熟した実を選びながら丁寧に摘み取った。

 地面に苗を植える「土耕」と、作業台を使う「高設」の2種類の方法で栽培。味わい深い実がなるとされる土耕では「紅ほっぺ」と「おいCベリー」の2品種を育てる。

 昨年は暑さの影響で実りが遅れたが、今年は順調に育った。同園代表の松本剛明さん(48)は「寒ければ寒いほど甘くなる。自慢のイチゴを多くの人に食べてもらいたい」と話した。