5日の富山県内は強い冬型の気圧配置となり、断続的に雪が降っている。富山地方気象台は午後4時8分に全15市町村に大雪警報を出した。

 アメダスによると、午後9時現在の積雪の深さは魚津54センチ、砺波53センチ、朝日52センチ、富山51センチ、富山市秋ケ島(富山空港)51センチ、高岡(伏木)43センチ、氷見26センチ、猪谷127センチ。

 午後8時現在の気温は全10地点で氷点下となったほか、富山と高岡など5地点で今季最低を観測した。

 富山地方気象台は5日午前中にも大雪警報を富山市など11市町村に発表。いったん注意報に切り替えたが、6日朝にかけて大雪の恐れが強まり、5日夕に県内全域に警報を出した。

 富山地方気象台が5日夕に発表した気象情報によると。8日ごろにかけて北陸地方の上空約5000メートルに氷点下36度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込むため平地も含め大雪となる見込み。5日夜遅くから6日朝にかけて大雪による交通障害に警戒するよう呼びかけている。その後、8日ごろにかけても大雪となる所がある見込み。

 海上では、6日にかけて西の風が強く吹き、予想より冬型の気圧配置が強まった場合は5日夜遅くにかけて暴風雪警報を発表する可能性がある。また、東部北の海では6日昼前にかけてうねりを伴った高波に注意が必要で、波浪警報を発表する可能性がある。

 5日午後6時から予想される24時間降雪量は多い所で平地40センチ、山間部70センチ。6日午後6時から予想される24時間降雪量は多い所で平地20センチ、山間部50センチ。7日午後6時から予想される24時間降雪量は多い所で平地40センチ、山間部70センチ。【5日午後9時更新】