富山県南砺市安居(福野)の古刹(こさつ)、安居寺(あんごじ)で2日、節分会(え)の豆まきがあり、参拝者が一年の幸福を願った。
朝から大勢の人が本堂に詰めかけた。年男の男性らが「福は内」の掛け声に合わせて福豆や縁起物をまくと、参拝者は手を伸ばしたり、風呂敷や袋を広げたりして集めていた。
邪気を払う護摩祈祷(きとう)も行われた。弘法大師空海が中国から伝えたとされる星占い「宿曜経(すくようきょう)」に基づき、大谷龍寳(りゅうほう)住職が今年の運勢を解説。「じっくりと腰を据えて実力を養えば、大きな成果が得られる」「自分のことは後回しにして他人のために働けば運が開ける」などと伝えた。