一年で最も寒い頃とされる「大寒」の20日、上市町大岩の日石寺で寒修行が行われ、白装束に身を包んだ参拝者が高さ約6メートルの滝に打たれた。
滝行が始まった午前9時ごろの日石寺周辺の気温は3度、水温は5度。参拝者約30人は次々と6本ある滝の下へ進み、手を合わせたり気合の込もった声を出したりしながら、水の勢いと冷たさに耐えていた。
射水市海老江(新湊)のパート従業員、甲谷亜由子さん(56)は、夫の勇さん(56)と初めて滝行に臨んだ。昨年11月に愛猫を亡くしてから気持ちが落ち込んでいたといい、「気合を入れたくて参加した。気持ちがすっきりとしたので、明日から頑張れそう」と笑顔で話した。