富山市消防出初め式が12日、市役所と周辺で行われ、消防職員や消防団員ら約1500人がはしご登りや行進を披露し、防火防災への気持ちを新たにした。能登半島地震で被害を受けた松川の護岸復旧工事に伴い、一斉放水は中止した。
市消防団北部方面団と水橋方面団の80人は、市役所光の広場ではしご登りを行った。高さ6メートルのはしごの上で、「しゃちほこ」や「肝返り」など身を翻す勇壮な演技を繰り広げた。
大山、大沢野、婦中の3方面団の20人は裸放水をし、無火災を願った。
市役所前の城址大通りで藤井裕久市長や新田八朗知事らによる検閲を受けた後、徒歩部隊と車両部隊、県消防防災ヘリが分列行進した。
富山北消防署海上分遣所の周辺では同市消防海上出初め式が行われ、海の安全を願った。