バレーボールSVリーグ女子のKUROBEアクアフェアリーズ富山は、2024-25シーズンの序盤戦を5勝11敗とし、14チーム中11位に位置している(成績はすべて12月6日現在)。10月は1勝5敗だったものの、11月以降で4勝6敗と上昇機運に乗った。チームをけん引するのは、総得点301でリーグ4位と抜群の攻撃センスを発揮するアウトサイドヒッターのレーナ・シュティグロート。昨年までドイツ代表としてもプレーし、代表でのキャプテン経験も豊富な大物が、今季から活躍の場を日本に移している。「アクアからオファーが来た時、人生一度きりのチャンスかもしれないと思い、来日しました。アクアでプレーするのは、すごく楽しいです」と充実ぶりを示す。

相手のブロックを恐れずアタックする力強さがシュティグロートの魅力だ
アクア総得点の3分の1を1人で
試合消化数がチームによって異なるため比較は難しいが、アクアの総得点892は、16試合をこなしたチームのなかで決して多くはない。そのうち、ほぼ3分の1を挙げているシュティグロートの貢献度は、非常に高いといえる。
残り2100文字(全文:2575文字)