出場8回目の大峽は、自分のペースを崩さない安定の走りで2018年大会以来の2位に入った。県勢トップとなり、「達成感がある」と笑顔を見せた。
前半の20キロ地点までは3位をキープし、新湊大橋で前を走る選手1人を抜き去った。「相手の方が実力は上だと分かっていたので、抜いていいのか不安だった」と言うが、後半も自分のペースを守り切り、そのままゴールした。
普段は魚津市内の病院で勤務。朝の出勤前や休日の時間を活用し、これまでで一番長い距離の練習をこなし、心肺機能を鍛える高地トレーニングも積んだ。目標の2時間49分台には届かなかったが、「たくさん練習したので、自信を持ってレースに臨めた」と言う。
来年に向け「地元でのレースは特別。富山で2時間50分を切りたい」と抱負を語った。(村上柚芽香)