女子バレーボールSVリーグの2024-25シーズンが、10月11日に開幕する。KUROBEアクアフェアリーズ富山のホーム開幕戦は同月19日、デンソーエアリービーズを相手にYKK体育館で開催されることが決まった。前シーズンまで行われたVリーグ女子1部(V1)は12チームで争われたが、SVリーグ女子は14チームで船出する。V2から参入した群馬グリーンウイングスを攻撃の中心として引っ張るのは、富山第一高が春高バレーで8強入りした際の主将、アウトサイドヒッター(OH)藤井寧々だ。

藤井は自分がスパイクを決めた時より、仲間が得点した時の方が喜び方は大きいという

呉羽中2年時に全中16強

 高岡市出身の藤井は幼いころ、ぜんそくの症状があり、体力づくりの一環としてバレエや水泳にいそしんでいた。能町小2年の時、体育館で子どもたちが楽しそうにプレーしているのに触発され、バレーを始めている。OHとして活躍し、県大会優勝や北信越大会出場を経験したことで、春高バレー出場が新たな目標となり、ハイレベルな環境を求めて富山市の呉羽中に進学した。

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