先日の北日本新聞に「富山能楽堂大探検」という、能楽の魅力に触れるイベントについて、詳しく紹介した記事がありました。

それで、去年の秋に初めて能楽を生で見たことを思い出しました。

全国で最高峰の能と狂言が楽しめる、「日本全国 能楽キャラバン!」です。

能楽の人気曲、その地域にゆかりのある演目などが上演されます。

富山公演では、舞囃子「安宅」、狂言「蚊相撲」、能「葵上」が上演されました。

能楽をよく知らない娘には難解でしたが、能楽鑑賞字幕サービス【能サポ】もあり、初心者や音が聞き取りづらい方でも楽しめるようになっています。

公演は、地名『雨晴』の由来となった義経伝説にゆかりのある、「安宅」という舞囃子から始まりました。

次の「蚊相撲」はユーモラスな内容で、娘も興味を持てました。

そして源氏物語を題材とした「葵上」は、筋書きを知っていても、生霊が出て来て葵上を襲ったり、修験者と争ったりする場面はドキドキしました。

伝統芸能は敷居が高そうな気がしていましたが、このような機会があれば、子どもを連れて気軽に足を運べそうです。

 

そう思っていたところ、今年1月に「初めての日本舞踊 参加者募集!!」という記事をネットで見つけ、早速申し込みました。

それは3/10にオーバード・ホール 中ホールで開催された、「日本舞踏家集団 弧の会×邦楽囃子方集団 若獅子会」関連の小学生向けワークショップでした。

弧の会メンバーから日本舞踊を学び、3/10の公演で披露するという貴重な体験です。(パンフレットに名前も載せてもらえました。)

参加者は9人で、小学6年生が娘1人だけだったためセンターに抜てきされ、娘は俄然(がぜん)やる気が出たみたいです!

本番は、舞台を見つめる親の方が緊張しましたが、娘は緊張せず踊り、さすが今どきの子!でした。

「弧の会×若獅子会」メンバーの公演はというと、演出に新しさ・エネルギーがあり、ダイナミックな踊りと演奏に圧倒されました。

思い返せば、数年前に高岡市で「夏のわくわくワークショップ ~はじめまして、の伝統芸能~」という箏曲・日舞・民踊などに触れるイベントにも参加しました。

いろいろな伝統芸能を大人も子どもも楽しく体験できるので、今年も開催されないかな?と期待しています。