日本ハンドボールリーグ女子のプレステージ・インターナショナル「アランマーレ」はレギュラーシーズンを4位で終え、24~26日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われる優勝決定プレーオフに臨む。初めてプレーオフに進んだ昨年は初戦で敗れ、今季は日本一を目標に掲げて鍛えてきた。1年間にわたる取り組みが結実するか注目だ。

 日本リーグのプレーオフはステップラダー方式のトーナメントで行い、レギュラーシーズン3位のオムロンと4位のアランマーレが初日に対戦。勝者が翌日に同2位のソニーセミコンダクタマニュファクチャリングと対戦する。その勝者が最終日、同1位の北國銀行と優勝をかけてぶつかる。

4月29日の飛騨高山戦でプレーオフ進出を決め観客に手を振って喜ぶ選手たち

 昨年はアランマーレが3位で進出し、4位のソニーセミコンダクタマニュファクチャリングに20―30で敗れた。今季はまず初戦を突破して勢いに乗りたい。キャプテンの檜木祐穂は「昨年の悔しさを晴らすために1年やってきた。集大成として持てる力をすべてぶつけたい」と話す。

チームの成熟進み地力アップ

 創設8シーズン目の今季は目標をプレーオフ進出から優勝に引き上げ、「覆せ~オーバー・ザ・トップ」をスローガンに掲げた。

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