大型連休を利用して、子どもを連れて旅行する家庭も多いのではないだろうか。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE=ナイト)は、滞在先で思わぬ事故に遭わないよう、屋内で起こる子どもの事故に関する注意喚起をしている。
NITEへ報告された製品事故情報によると、0~6歳の子どもが被害に遭った事故は2019年から23年までに73件発生した。約7割を占める54件は屋内での事故で、体の挟み込みや下敷きなどの「外傷」が24件、「やけど」が15件、「窒息・誤飲」が11件だった。実家や親戚宅、宿泊施設など自宅と異なる環境の場合、思わぬ子どもの事故の危険が潜んでいることがあり注意が必要だ。
湯を扱う製品は遠ざける コードの配置も注意
子どもは目につく物や興味を持った物に触ろうとしがちだ。つかまり立ちができるようになり、手の届く範囲が広がる1歳前後のやけどの発生が特に多いという。
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