今季からスタートしたプロ野球独立リーグ「日本海リーグ」が大詰めを迎えている。年間優勝を決める第3期(10試合)は中盤を迎え、富山GRNサンダーバーズは2日現在で4勝0敗。初代リーグ王座を目前としている。3日に県営富山球場で行われる「北日本新聞社プレゼンツ webunプラススペシャルマッチ」を前に、日本海リーグの仕組みをおさらいしておこう。
リーグに所属しているのは富山と石川ミリオンスターズの2球団のみ。当然、対戦相手はいつも石川になり、リーグ戦というよりは対抗戦という色合いが濃い。年間40試合が予定されているが、単純に40試合の勝率で優劣を争うわけではない。40試合を第1期(15試合)、第2期(15試合)、第3期(10試合)に分け、このうち2度優勝した球団が年間王者となる。リーグによれば、各期の優勝の決め方は(1)勝率(2)得失点差(3)リーグ開幕戦の勝利球団-の順。このうち(3)は第1期の開幕戦を指し、富山が勝利している。つまり第3期は(1)(2)で優劣がつかなければ富山の優勝となることが決まっている。
ここまで4勝0敗
第1期は8勝6敗1分けで富山、第2期は9勝5敗1分けで石川が制した。現在戦っている第3期を制した方が年間優勝に輝く。2日まで10試合中4試合を消化し、富山が4勝0敗と大きくリード。残り6試合で1勝1分け以上すれば年間優勝が決まる。つまり3日の試合は、勝てば「年間優勝に王手」となり、初代リーグ王座を引き寄せる上で非常に重要な一戦と言える。
各期の富山の戦いを振り返ってみると、