9月3日に県営富山球場で行われるプロ野球・日本海リーグの富山GRNサンダーバーズー石川戦は、「北日本新聞社プレゼンツ webunプラススペシャルマッチ」として開催される。これに合わせ小中学生を対象に始球式の投手を募集したところ、保護者30人から応募があり、動機や熱意などから、氷見市の小学6年生、川嶋康太君と高岡市の中学2年生、芹原沙來さんが選ばれた。始球式を待つ今の気持ちを聞いた。
「学童最後の思い出に」 母親が内緒で応募
川嶋康太君(朝日丘小6、氷見南部所属)
自宅を訪ねると、リビングの棚には学童野球で得たメダルに、サンダーバーズや高校野球の応援グッズ、米大リーグ大谷翔平選手の写真も並び、家族の野球熱が伝わってくる。

今回の応募は母の尚子さんが「8月で学童野球を卒業した息子に、小学校最後の思い出に大きな球場で投げさせたい」と本人には内緒で申し込んだ。康太君は「選ばれたと聞いたときは本当にびっくりした。当日は緊張すると思うけど、楽しみも大きい」と喜ぶ。
康太君は身長165センチ。小さいころから同級生より頭一つ分大きく体格もよかったことから、小学校入学当初から学童野球チームに誘われ続け、3年生の終わりに氷見南部Jr.に入った。それまでハンドボールをやっていたこともあり、投球は得意。守備はライトで、練習試合で投手を務めることもあった。

週5日の練習
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