ブラジル人アーティスト2人と富山県南砺市の和紙職人が共同制作した作品の展示が24日、同市の城端別院善徳寺内の「杜人舎(もりとしゃ)」で始まった。五箇山和紙の魅力と、ブラジルの現代美術を融合させた9点を紹介している。2月3日まで。

 ミュージシャンのアナ・フランゴ・エレトリコさん(28)と、グラフィックアーティスト兼デザイナーのマリア・カウ・レヴィさん(36)が今月12日から市内に滞在し、五箇山和紙の里で和紙職人の石本泉さん(42)とともに手がけた。

 会場には、赤や黄、緑、ピンクなどの鮮やかな配色と和紙ならではの素朴な風合いが印象的な平面作品(縦2メートル、横1メートル)などが並ぶ。

 初日は3人が来場者に制作過程を説明したほか、ブラジル料理を味わうランチ会を開いた。アナさんは「尊敬する和紙作りの技術に、ブラジルの文化が加わった新しい和紙の芸術を見てもらいたい」と話した。