富山県内の中学生を対象にした富山第一高校の美術公募展「第24回TOMIICHI中学生造形コンクール」が13日、富山県民会館地下展示室で開幕した。若い感性と熱意にあふれた意欲作を紹介している。15日まで。
絵画、デザイン、まんが、写真の4部門に県内43校から527点の応募があり、入賞・入選作320点を展示した。
会場には流星が空を駆け抜ける一瞬を描いた大賞受賞作の絵画をはじめ、緻密に構成されたデザイン作品、伝統行事を捉えた写真など、個性豊かな作品の数々が並ぶ。出品した生徒や家族らが訪れ、作品をじっくりと鑑賞したり、感想を語り合ったりしていた。
大賞の立野智桧侶(ちひろ)さん(高岡市福岡中3年)は「一人一人いろんな画風があって、個性を強く感じた」、絵画が銀賞に選ばれた前田咲葵(さき)さん(魚津市東部中2年)は「丁寧な表現で描かれた作品が多い。自分も実践していきたい」と話した。
表彰式と開会式もあり、澤田孝之校長と同校後援会の牧野裕一郎会長、県芸術文化協会の伊東眞会長、尾山北日本新聞社編集局次長が入賞者に賞状や盾などを渡した。北日本新聞社共催。