氷見市大野の浦大野八幡神社前の市道で23日、住民らが白いガードパイプを景観に合うダークブラウンに塗り替えた。植樹などをして整備した神社境内のお披露目会もあった。
市民が主体となった景観まちづくりを支援する市の実証実験の一環。住民たちは4月から9月まで境内の雑木を伐採して桜やアジサイを植樹したり、遊歩道をつくったりしてきた。整備した神社の景観と調和するよう、道路のガードパイプも美化することにした。
住民ら約40人が神社前の市道のガードパイプ(長さ約60メートル)に丁寧にペンキを塗った。大野に実家がある加藤千尋さん(34)=射水市八塚=は子ども2人と参加。長男の凰聖(こうせい)さん(7)=大島小学校1年=は「みんなで塗るのが楽しい。きれいな色になってうれしい」と笑みを見せた。神社総代の池田義之さん(78)は「住民の皆さんが協力的にやってくれた。景観づくりを通して地域のつながりが強くなった」と話した。