富山昭和ライオンズクラブ(LC、高尾ゆかり会長)は、能登半島地震や豪雨で被災した輪島市町野町の小中学生や町民に宛て、富山市の芝園小学校と大泉中学校の児童生徒がしたためた寄せ書きを贈る。18日、メンバーが子どもたちから寄せ書きを受け取り、「応援の気持ちが届いてほしい」と願った。

 同LCは来月14日、ピザやクリスマスリース作りなどを通し、町野町の住民と交流するイベントを企画している。震災後、少人数で学校生活を送っている町の児童生徒を応援したいと、芝園小と大泉中に寄せ書きを依頼した。

 大泉中は3年生52人が参加し、「笑顔と安心が戻るよう心から願ってます」などとつづった。中心となって寄せ書きを呼びかけた上野杏紗さんは「遠いけれど、応援している人がいることが伝わったらいい」と話した。芝園小では、約300人からメッセージが集まった。

 高尾会長は「すてきな絵やメッセージに心が温まった。しっかりと届けたい」と話した。