富山県の南砺福野と小矢部園芸高校の1、2年生17人が5日、砺波、南砺両市の先進農家で農作業を体験し、地域農業の魅力や働きがいに理解を深めた。
生徒は3班に分かれ、切り花・球根生産の「センティア」(砺波市高波)、サトイモや切り花などの農家、百生真さん方(南砺市焼野)、キャベツや大根などを栽培する農事組合法人「ファーム八乙女」(同市山見)をそれぞれ訪れた。
センティアでは、生徒6人が伊藤仁嗣社長らに作業を教わった。チューリップの収穫から花束作り、箱詰め、切り花用の球根の植え込みまで、幅広い作業を体験した。
南砺福野高2年の丹羽悠月さんは「学校で学べないことが多く、新鮮な経験だった。将来に生かしていきたい」と話した。百生さん方やファーム八乙女では、収穫や出荷準備の作業に取り組んだ。
両市の担い手育成総合支援協議会と県農業教育振興会福野支部が「就農青年育成懇談会」として開いた。