富山県南砺市上平地域の越中五箇山菅沼集落保存顕彰会(中島慎一会長)は20日、同集落で、合掌造りの屋根材となるカヤを刈り取った。来年の屋根の葺(ふ)き替えに使う。

 同顕彰会をはじめ、同顕彰会とカヤ場保全に関する協定を結んでいる中日本高速道路の富山保全サービスセンター、高岡工事事務所、南砺ユネスコ協会などから約50人が参加。今回初めてAOIKE高校野球部の5人も加わった。

 参加者は顕彰会が管理する集落内のカヤ場2カ所(計300平方メートル)で、鎌を使って背丈ほどに伸びたカヤを刈り取って束ねた。