富山県の氷見市灘浦小学校の6年生6人が26日、同市大境のミカン畑で地元特産の「灘浦みかん」の摘果を体験した。11月には収穫も手伝い、ひみ番屋街(同市北大町)で販売。県内外の人に魅力を伝える。

 灘浦かんきつ研究会(松野孝之会長)が海を見下ろす丘陵地で約150本を栽培。今は直径5~6センチほどの緑色の実がなっている。

 児童たちは研究会メンバーから、余分な実を取り除いて成長を促す摘果の役割を教わった後、小粒な実や傷が付いた実をはさみで切り落とした。

 角間翔さん(11)は「どの実がおいしく育つか考えながら摘果するのが楽しい」と話し、「ただ甘いんじゃなくて甘酸っぱくておいしい。11月にたくさん収穫して、多くの人に広めたい」と張り切っていた。

 研究会の松野会長によると、ことしは高温の影響もあってか実の成りが良く、豊作になりそうだという。