富山県氷見市の布勢地区地域づくり協議会(中村治生会長)は23日、同市深原の布勢公民館でメンマ作り教室を開いた。5月に地元の竹林で間伐した幼竹を活用。子どもからお年寄り約30人が地域資源を活用する大切さを学びながら和気あいあいと調理した。
市内に増える放置竹林の解消を任務とする市の地域おこし協力隊員、三上啓さんが竹の有効活用法を知ってもらおうと企画した。
5月から塩漬けにしておいた約5キロの竹を用意。塩を抜き、ごま油やニンニク、しょうゆと炒め、風味豊かな味に仕上げた。地元産の新米コシヒカリでおにぎりを作り、ご飯に合うおかずにと、タケノコとひき肉のみそ炒めも作った。
同協議会産業振興部の川辺秋文部会長(66)は「住民が地元の竹を有効活用していくことで地域の活性化にもつながると思う。料理教室は住民交流の場にもなるため、ずっと続けていきたい」と話していた。