氷見高校農業科学科の3年生6人が、富山県氷見市で捕獲されたイノシシの肉を使った「米粉パンのハンバーガー」と「フリーズドライみそ汁(猪汁)」を考案し、18日に学校で報告会を開いて成果を発表した。
農業科学科は農地を荒らすイノシシの肉を有効活用しようと、2015年から商品開発に取り組む。18年からは名城大(名古屋市)と連携し、カレーやラーメンなどのメニューを考えてきた。
今回の2品は名城大農学部の林利哉教授から助言を受けて開発。ハンバーガーの肉は肩ロースを選ぶなど食感にこだわったほか、軟らかくなるようパン粉を多めに使った。ソースとケチャップも混ぜ、味にインパクトを付けた。みそ汁は能登半島地震の経験から非常食にもなるフリーズドライ製法とし、具材となる肉の焼き具合や真空乾燥する時間に試行錯誤を重ねた。
報告会には3年生15人が参加。「おいしい」「臭みが全然ない」などと感想を話しながら試食した。
ハンバーガーを担当した石丸桃香さんは「おいしく食べてもらえてうれしい」と笑みを見せ、みそ汁を作った清水叶人(かなと)さんは「東北でまた大きな地震があり困っている人がいる。猪汁が被災者の力になる商品になればいい」と話した。