テレビアニメ「真・侍伝 YAIBA」(日本テレビ系、土曜夕)の原作者で漫画家の青山剛昌が、直筆の大絵馬を浅草寺(東京)に奉納した。縦1・5メートル、横1・9メートルの巨大な絵馬には、主人公の少年剣士鉄刃やヒロインの峰さやか、佐々木小次郎らが描かれた。

 原作の「YAIBA」を青山が連載したのは1988~93年。約30年ぶりに刃たちを描いたといい「顔が優しくなって、(「名探偵コナン」の)コナン君に似ています」。刃のライバル鬼丸猛は絵馬に描かなかったが、複雑なよろいは今も「何も見ずにそらで描けます。5年間すごく描きましたから」と懐かしんだ。

 奉納セレモニーではお笑いコンビ「ジェラードン」も登場し、アタック西本が持ちネタ「角刈り型抜き」をしたり、かみちぃが踊ったり。ただ、壇上の青山からは2人の後ろ姿しか見えず「良かったですけど…」と、苦笑気味に感想を語った。

 奉納された大絵馬は9月末まで一般公開している。