「大人のミニフェス」をうたい、夏の終わりにゆったりと音楽を楽しめる野外イベント「Slow LIVE’25」が9月5~7日、東京・池上本門寺で開催される。人気ユニットのEGO-WRAPPIN’や大橋トリオらが出演する。

 「スローフード」の潮流に影響を受けて2004年に始まったイベント。立ち見が多い一般的な野外フェスとは異なる着座式で、ロックアーティストがアコースティック編成で演奏するなど新たな表現に挑む場にもなってきた。

 たびたび出演してきたEGO-WRAPPIN’のボーカル中納良恵は、イベントの魅力を「お寺の荘厳な雰囲気の中、風のように澄み渡る音楽と、とても静かな聖地のような感じが良い」とアピールする。めまぐるしく音楽の流行が変わる中でも「違いが分かるようなサウンドやパフォーマンスを届けられたら良いな」とコメントした。

 「Slow LIVE’25」は、9月27日に金沢市の北國新聞赤羽ホールで、28日は長野県軽井沢町の軽井沢大賀ホールでも開催される。

 中納は「両方とも、個性のある会場とムードですので、みなさんと混ざり合っていけたらと思います」としている。