俳優の綾瀬はるか(40)が、東京都写真美術館(目黒区)で開催中の「被爆80年企画展 ヒロシマ1945」を訪れた。焦土と化した街や被爆した人々を捉えた写真を前に、「二度とこんなに危ない核兵器を使ってはいけないし、戦争は絶対に起きちゃいけないものだと感じました」と平和への思いを語った。

 企画展では、原爆投下後の広島で、市民や記者らが自らも被爆しながら撮影した写真約160点のほか、映像2点が展示されている。「どの写真を見ても、何でこんなことが起きたのだろうという悲しい気持ちになる」と綾瀬。

 広島市出身の俳優として戦争に関する取材を続けてきた。「当時の写真がこんなふうにきちんと残されているのがすごいなと思う。改めてこういう写真を見ることで、当時の悲劇を感じた」と話した。

 綾瀬が企画展を見学し、展示中の写真に写る米国人軍医の孫の男性と対談する様子は、8月14日午後10時から、戦後80年特別番組「なぜ君は戦争に? 綾瀬はるか×news23」(TBS系)で放送される。