富山県魚津市の第56回じゃんとこい魚津まつりが1日開幕し、初日は海沿いの諏訪神社で勇壮な「たてもん祭り」が行われた。大勢の見物客が見守る中、地元の若衆らがたてもんを威勢良く引き回し、夏の風物詩に会場の熱気が高まった。

 たてもん祭りは豊漁や航海の安全を願い、高さ約16メートルのたてもんを豪快に引き回す伝統行事。国指定重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産にも登録されている。

 諏訪町1~5区と港町、元町の7基がちょうちんを下げて神社周辺に勢ぞろいし、夏の夜空を華やかに彩った。午後8時55分に引き回しがスタート。笛や太鼓、若衆のかけ声が響く中、境内で1基ずつ威勢良く回転すると、大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 2日は海上花火大会やたてもん祭り、UO!JAZZ2025、うおづキャンドルロードを行う。市と魚津商工会議所主催、北日本新聞社共催。