迫力ある恐竜ロボットや貴重な化石などを多数そろえた「氷見 大恐竜博」が25日、氷見市芸術文化館で開幕し、多くの家族連れでにぎわった。動いたり、ほえたりする実物大のロボットや本物の化石に、子どもたちは「大きい」「すごい」と歓声を上げた。8月20日まで。
大恐竜博は県内初開催。ロボットは最強の肉食恐竜ティラノサウルス(全長約9メートル)や三本角の草食恐竜トリケラトプス(同5メートル)など10体を展示。恐竜の歯など本物の化石も並ぶ。
立山中央小3年の長澤幸嗣さん(9)は「とてもリアルに見える」とロボットに驚き、大好きなモササウルスの歯の化石に「6600万年前の本物が目の前にあって、とてもうれしい」と目を輝かせていた。
会場は音響や照明、映像の技術を駆使したホールならではの演出で太古の地球を表現。射水市大門小3年の日下譲大朗さん(8)は「火山が噴火する演出がすごかった。好きなスピノサウルスが動く様子を見られて楽しかった」と話した。3Dシアターやスタンプラリーも人気を集めた。
26日は、会場を暗くする「ナイトミュージアム」(午後5時~同7時)や、恐竜スノードームづくりのワークショップなどがある。
氷見市文化振興財団、市、市教育委員会、北日本新聞社など主催。