富山県の南砺市交通安全協会吉江支部(得地外明支部長)は、同市福光東部小学校の児童に安全に登下校してもらうため、同校敷地内に歩行スペースと車の走行スペースとの境界が分かるよう100メートルにわたり白線を引いた。

 同校は市福光東部体育館と隣接し、学校関係者以外の通行も多い。子どもが横に広がって歩くこともあったため、安全を確保しようと支部が申し出た。ロータリーとなっている敷地の出入り口では、車の誤進入も後を絶たないため、「入口専用」「出口専用」と記した黄色の看板も立てた。

 14日、得地支部長と吉江地域づくり協議会の得能金市会長を同校に招き、児童代表の大塚真菜美さん(6年)と溝口洸琉(ひかる)さん(同)が「白線のおかげで安心して登下校できています」などとお礼を述べた。