農業を学ぶ富山県の砺波、南砺市出身の高校生が9日、地元で青年農業者が働く職場を見学し、将来の参考にした。午後はやりがいを聞く情報交換会が行われた。

 南砺福野、小矢部園芸、中央農業の3校の1、2年生20人が、南砺市のサカタニ農産と、サトイモと切り花の個人経営農家を回った。サカタニ農産では約350ヘクタールでコメを作付けしたことを聞き、ライスセンターや育苗施設などを見学。休日など職場環境や、熱中症対策などの説明も受けた。青年農業者の山田朝丈さん(27)には、農業機械について解説してもらった。

 情報交換会は南砺福野高であり、山田さんら青年農業者3人から就農理由や、やりがいなどを聞き、交流した。

 両市の担い手育成総合支援協議会、県砺波農林振興センター、県農業教育振興会福野支部が開いた。