富山県の入善町特産品の「入善ジャンボ西瓜(すいか)」の収穫に向け、町ジャンボ西瓜生産組合は23日、今シーズン2回目のほ場巡回を行い、実の生育状況を確かめた。一時期の天候不順による生育の遅れが見られたものの、最近の暑さを味方に付けて順調に育っていた。7月中旬から収穫する。

 組合員や県新川農林振興センターの職員、JAみな穂の営農指導員ら約20人が参加。小雨が降る中、畑を回り、実のなり方や出荷時期を確認した。

 現在スイカはだ円形で、長さ20~25センチ、直径16、17センチほどに成長している。春から低温の日が多かった影響で、平年より10日ほど生育が遅れているという。ただ、出来は上々で形が良く、病害虫の被害も見られなかった。

 同組合では今シーズン、8農家が4~5月、計270アールに約5300株の苗を植えた。7月中旬の収穫までに長さ40センチ、直径30センチ、重さ18~20キロに育てる。森下さゆり組合長は「このまま努力を重ねて甘くておいしいスイカを届けたい」と話した。

 7月上旬に最後のほ場巡回を実施。お盆頃までに7千個の出荷を見込んでいる。