大沢野らっきょう出荷組合は13日、富山市寺家の畑で特産の「成政らっきょう」の試し掘りを行い、組合員3人が生育状況を確かめた。28日午前9時から同市上大久保のJAあおば大沢野支店前で販売する。

 組合員は、ラッキョウが傷つかないよう、7株を丁寧に掘り起こした。今年は3、4月が例年より低温が続いたものの、生育はおおむね順調だった。1袋2・7キロ3500円で販売し、売り切れ次第、終了する。

 加藤正俊組合長は「店頭で手に取ってもらい、おいしく食べてほしい」と話した。

 成政らっきょうは、戦国武将の佐々成政が大沢野地域にラッキョウを植えたとされる伝承にちなんで名付けられた。組合員5人が約30アールの畑で栽培している。