創業100年以上の富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」がスズを使って制作した大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のオブジェを、生活雑貨の老舗、中川政七商店(奈良市)が販売中だ。両社は「高岡の技術を世界に発信する機会」と意気込んでいる。

 細胞と水が一つになって生まれたミャクミャクから着想を得て、中川政七商店では、水にちなんだ日本各地の工芸とコラボしている。スズはほかの金属より融点が低く、水のように軟らかくなりやすい特徴を持つ。

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