能登半島地震復興チャリティーイベント「ディスコワールドパーティー」が1日、富山県の氷見市芸術文化館で開かれた。児童から80代まで総勢60人が往年のディスコサウンドに合わせて、にぎやかなダンスステージを繰り広げ、訪れた大勢の市民に元気を届けた。
ディスコワールドは1970~90年代のディスコサウンドと定番ステップをフィットネス風にアレンジしたダンスエクササイズ。同市谷屋のフィットネスインストラクター、谷口啓子さん(63)が「下手でもいいから楽しく踊る姿で、見る人たちを笑顔にしよう」と、自身のダンスエクササイズ教室に通う受講生らに呼びかけ、初めて企画した。観覧は無料にし、会場入り口に募金箱を置いた。集まった善意は復旧復興事業に役立ててもらうため、市に寄付する。
ステージは、ミラーボールを飾り、カラフルなライトで照らしてディスコ空間を演出。出演者はきらびやかな衣装で笑顔を振りまきながら「セプテンバー」や「ハロー・ミスター・モンキー」など15曲を踊った。
会場からはリズムに合わせて「ヘイ、ヘイ」とかけ声が上がり、一緒に踊る親子もいた。「YMCA」は出演者と観客が一緒に踊り、会場が一体となった。最後に谷口さんの音頭で、全員が「がんばろう氷見!」と声を合わせた。北日本新聞社後援。